自分の「やりたいこと」って何だろう?
「やりたいことが見つからない、でも起業したい。自分でビジネスをしたい」という悩みをよく耳にします。
この悩みがあるせいもあってか起業に踏み出せない方も多いのではないかと思います。
自分の「やりたいこと」って何だろう?
ちょっと興味はあるけど、これって本当にやりたいことなんだろうか?
実際、やりたいことが見つかっている人はほんの一握りです。
ほとんどの人がやりたいことが見つけられないのですが、果たしてやりたいことが無ければ
起業やビジネスを行うことはできないのでしょうか?
私は決してそんなことはないと思っています。
今回のコラムではやりたいことが無くても起業やビジネスができるということをお話ししようと思います。
やりたいことがわからない。
でも起業したいというのは普通の感覚
何をやりたいかは正直誰にも分りません。自分以外の人はもちろんですが自分自身もわからないことがほとんどです。
私が思うに元々やりたいことがあるという人はある意味、やりたいことがあるという才能を持っているのだとも思います。
やりたいことは「やってから見つかる」
何か新しいことを始めるとき、
それがビジネスであれ、スポーツであれ、仕事であれ、趣味であれ、初めからそれの楽しさや、やりがいを真に理解しているということはありません。
小学生が「サッカーを始めたい」というのはサッカーの楽しさを根本的に理解しているからではなく、
「友達がやっているから」、「テレビで見たから」、「何となく楽しそうだから」と言った衝動的な気持ちからです。やったこともないことに対して真の楽しさを理解することなどできないのです。
実際にやってみてから、自分にあっているあっていないだとか、パスで繋がるチームワークが楽しいだとか、得点を決めてみんなに褒められるのが嬉しいと言ったような楽しさが見えてきます。
それと同時にできないからと言って諦める必要もありません。
できないことをできるようにしていくことが成長、進化なのです。「今サッカーがまともにできないから恥ずかしい」、「ある程度サッカーができるようになってからサッカー部に入る」という発想はナンセンスなのです。
なのであなたが何か起業したい、ビジネスをしたいと思った場合も同様です。
今できるかどうかにとらわれる必要はありません。
本当にやりたいことかどうかも、実際にやってみるまではわからないのです。
重要なのは特技や楽しいと思えること
ビジネスや起業のネタにすべきことは、
「これをやっている時は時間を忘れる」「楽しいと思うこと」まずはこれらを見つけることが重要なポイントになります。
正直な話どのような分野、どのような題材でもビジネス、起業して売上をあげることはできます。
私の知り合いで一風変わったビジネスをしている方がいます
その方は、「全国の変わった自動販売機を写真撮影する」ことを趣味にし、
それをビジネスにして売上を出しています。
などなど、全国にある色々な変わった自販機を写真撮影しそれを趣味の延長でブログにアップ。
そのブログが面白いということで有名になり、アクセスが増え広告費が稼げるようになり、
さらには面白いブログがあるということでテレビの取材が入り、出演料をもらえるように…
自分の趣味が売上になり、ビジネスになっているのです。
全てのことがビジネスになるのが今の時代
ビジネスで大切な要素に「成功体験を積む」ということが挙げられます。
過去にうまくいったこと、何かに取り組み成功体験やそれに対する満足度があれば、
続けることへのモチベーションが持続したり、色々なことに前向きに取り組もうとします。
成功体験が豊富な方は自信があり、継続できる。
ただ成功体験がないと何か新しいことをやってみても結果が出る前にうまくいかない…
と後ろ向きになってしまうというような特徴があります。
「これだけは自慢できる!」「これは私の特技!」という、
自分が好きだと感じるものは何かしら上手にいったという成功体験を積んでいる可能性が高いです。
その成功体験を大切にすることが、
あなたが今後何を題材にして起業するかに深くかかわってくるのではないかと思います。
好きなもののちょっとした見方を変えるだけで、それは商売になります。
やりたいことを見つけるのではなく、すでに成功している好きなこと、好きになれること、特技を見直すことが大切なのです。
自分が好きなこと特技を見直してから、それをビジネスに乗せる力。
好きなことや特技を見直してから乗せる力を学ぶのでも全然遅くないのです。