1-7 脱消費者を目指す 世の中には、ビジネスで成功している人、ビジネスがなかなか上手くいかない人が存在しています。あなたのビジネスを成功させるために、まずは「どうすれば上手くいくか」という例を知ってほしいと思います。良い例さえ知ることができれば、後はその「やり方」でビジネスに取り組んでもらえれば、あなたのビジネスは上手くいきます。 では、実際ビジネスで成功している人と、ビジネスが上手くいかず売上につながらない人の違いは何なのでしょうか? その違いとは、自らが消費者である立場から販売者、仕掛け側になれるかどうかです。 よくありがちなのは『自分の好きなもの』を相手に押し付けてしまったり、好きなものに固執するがあまり、利益の低いものばかり販売しようとするケースです。「お客様の欲しいもの、売れるものを提供する」というのは、商売の基本中の基本です。 押しつけがましく売るものは、その人が売りたいものであって、「お客様が欲しいもの」ではありません。 また、お客様の欲しいものを提供して満足していただいたた後であれば、そのお客様はあなたのファンになり、あなたが気に入っているサービスや商品を買ってくれる可能性が高くなります。強いて言うならば、その時に「あなたの好きな商品」を紹介すればいいのです。 あなたのファンになった後であれば、あなたが好きだという商品に惹かれて、購入してくれることでしょう。 「自分の好きなもの」を売るのは、後からでも構わないのです。まずはお客様の「欲しい」と思う商品を売るということを念頭に置きましょう。 ビジネスを始めたばかりだと、この脱消費者になることが困難になります。なぜなら、あなたがお客様に伝えたいものがあり、ビジネスを始めたということは、自分の好きなものを伝えたいという気持ちが強いからです。それは間違いではありませんが、大切なのは自分の好きなものが、お客様にとって欲しいものであるかどうかを真剣に考える意識と、お客様のニーズを冷静に見極めることです。 ワーク Q あなたが参入したいと思っている市場でのお客様がよく買う商品はなんでしょうか?あなたの取り扱いたい商品やサービスはなんでしょうか?お客様から見ると、売れ筋商品にはどんな魅力がありますか?逆にあなたが取り扱いたい商品を買わない理由はなんでしょうか? 実際の講義はワーク形式で行われます 前のテキストを見る 次のテキストを見る