1-3 現代の生きる力 ■ 現代の生きる力 生きていくためには何が必要でしょうか?一度想像してみてください。 「着る」「食べる」「住む」の衣食住 人間的な生活を送る上での必需品「ガス」「水道」「電気」 など色々なものが浮かんでくるかと思います。 ただ、「生きていく」ということを考えた上で、結局のところ「食べていく」ということが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。 ですが実際、食べていくのに困っている人は、日本に住んでいる以上、比率としてそこまでいないと思います。 ただ、未来に不安を持っている人は多いのではないでしょうか? 「老後の生活資金…」 「住宅ローンの返済…」 「子どもの教育費…」 「もし病気になったら…」 「職を失ったら…」 将来の不安のタネは尽きることがありません。 では、未来の不安を解消する方法は何でしょう? 解消する方法の1つとして、「大きな企業に勤める」という選択肢もあります。 ただ、一般論として「大企業に入れば将来は安泰」というのは、もはや無くなったと言っても過言ではありません。 昭和の時代は良い成績を取り、良い大学に入り、大企業に入って、老後はたくさん年金をもらうというのが人生の勝ちパターンだと認識されていました。いわゆる年功序列、終身雇用の時代です。 しかし、バブルの崩壊、規制緩和、労働市場の活性化などで、この「年功序列、終身雇用」は崩壊しました。大企業に勤めているからといって安泰というわけではないのです。 では、どうすれば将来の不安が解消されるのでしょうか? それは、 自己に金銭的獲得手段があるということ なおかつ自分自身が社会に認められること これらは大きな要素ではないでしょうか?(もちろんこれが全てではありませんが…) インターネットの発展により誰でも手軽に情報発信でき、「個人」が世の中に認められることで、 「個人」が周囲へ与える影響力が大きくなりました。 インターネットを使い、自分が持つ情報を発信し、自分のファンを作り、それを商売などにつなげることができれば唯一無二の生きる手段が手に入るのです。 また、ただ「食べていく」というだけでは、将来の不安が取り除かれることはありません。 現代において、生きがいは重要な要素です。ただ「食べる」だけでは生きがいにはまだ弱いです。 将来の不安なく生きていくためには、自分自身の力で、食べていくだけの稼ぎを得るスキルを手に入れ、さらに、「社会に認められ、他人に求められる」ことが大切なのです。 ワーク Q あなたが食べること以外に必要な生きるための要素はなんですか?人生で大事なことはなんですか? 実際の講義はワーク形式で行われます 前のテキストを見る 次のテキストを見る