1-1 IMPが提唱するマーケティングとは? マーケティングとひとくちに言っても、その定義は様々です。マーケティングという言葉を辞書で引くと「商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う活動の総称」と書かれています。シンプルに言いかえると、「モノを売る過程に関わる活動」を全てマーケティングと呼びます。百貨店やデパートに商品を陳列することもマーケティングですし、テレビCMを使ってたくさんの人に商品を知ってもらうこともマーケティングです。マーケティングという言葉の幅は非常に広く、奥が深いので一般的にマーケティングと聞いて、集客のことかな?商品を販売することかな?と、何となくぼんやりとしか見えてこないのはそのためです。 ■ 顧客を作る 数あるマーケティングの中でも、今回IMPで学ぶマーケティングは「インターネットで直接的に集客し、お金をもらう」というポイントに特化して進めていきます。わかりやすく言えば、商店街やスーパー、街の英会話教室などと同じようにシンプルに、お客様候補(見込み客)を集めて顧客にしてサービス、情報や物品を提供する…という手法です。よって 流行りを作る 銀行からお金をたくさん借りてファイナンス力をつける TVでCMを打つ 企業価値を100億円つけて売却 株式上場… などといった経営活動にはフォーカスを当てません。 もっとも基本である「顧客を作る」ということに集中します。 当然どれだけ良い商品とセールスの能力を持っていたとしても、それを買っていただくお客様がいない限り、ビジネスは成り立ちません。つまり「顧客を作る」ことがマーケティングにおいてもっとも基本的かつ重要なことで、特に個人でのビジネスにおいては、「顧客の数の多さ=売上の多さ」と言っても過言ではありません。せっかくこれから自分でビジネスチャンスを作っていくのですから、個人でのビジネスに特化した内容を学ぶことが大切です。大きな意味でのマーケティングや、大学の経営学部などで教われるようなマスマーケティングを学ぶことに関しては知識を身につけること自体は素晴らしいことですが、あなたのビジネスが今後成長し、年商が数千万、数億円という単位に及ぶようになる可能性があるとしても、それらの知識を実践として落とし込むのはまだまだ先の話です。まずはあなたが個人の力で稼ぐ、自分でビジネスチャンスを作り売上を立てていくことが一番重要であり、実践しながら成果に直結するような「顧客を作る」行為にフォーカスしたマーケティングを学ぶことこそが、これからビジネスを始めるあなたにとって必要な最初の一歩なのです。 ■IMPで学ぶマーケティングでは 最初は1000人の見込み客を集めて50人から100人のあなたの顧客、ファンを作ることを目指します。それは、市場のナンバーワンになるという戦略ではなく、その100人のお客様にとってのナンバーワンかつオンリーワンになることを意味します。大きな企業では取りに行けないような「小規模な市場=ニッチ市場」をターゲットにし、大企業ではできない個人ならではの強みを生かして行きます。つまり後発でその市場に参入したとしても大きな企業に負けてしまうというようなことがなく、そもそも大企業では入ってこれないような市場で戦えるということが個人でビジネスをしていく上での強みなのです。インターネットとSNSが普及し、日本中、世界中の人とコミュニケーションが取れ、その結果個人でもビジネスチャンスを作ることができるようになりました。そのため、インターネットビジネスなら個人のビジネスモデルで1万人以上の顧客を持つことも可能です。あなたの中から出てくるあなたらしいビジネスで、小さな世界の構築を計画できるようになることがインターネットマーケティングプランナー、IMPなのです。 次のテキストを見る