物事の本質を見極める

どうすればビジネスで成功できるのだろう?

「成功者は物事の本質を掴むのがうまい」
こんな言葉を聞いたことがあるかもしれませんがそれは圧倒的な事実です。

これは本質を見極めることで成功への最短ルートを選択し実行することができるからに他なりません。 

成功、成功者という言葉の定義は人によって違うものでもありますが、ビジネスにおいてはそのビジネスをうまく展開、成長させていく力を持っていることであると言ってもいいでしょう。

 ビジネスをしていく上でも他のジャンルと同様に本質を見極める力はそのまま結果に直結していきます。

本質を見極めることができないと、目に見える表面的な情報に惑わされたり、一時的にできたことも再現性のないテクニックにしかならなかったりと、長期的にビジネスを展開していくことができなくなってしまいます。

例えば集客の本質を理解した上でInstagramなどを活用している人であれば
媒体がFacebookに変わろうが、広告を出稿しようが効果的に集客を行うことができるでしょう。

しかし、集客の根本を理解せず、たまたまInstagramで集客がうまくいっているだけであれば、媒体が変わっただけでも集客はうまく行かなくなり売上はあっという間に崩壊していくでしょう。

その場合Instagramによって集客数が担保されているだけなので万が一Instagramのブームが去ってしまったらInstagramと共倒れするしかありません。

このようにビジネスを長期的に発展させることにおいては、あらゆる活動で表面上の知識やテクニックではない根本的な思考、つまり本質が重要になってきます。

今回はそんな「本質を見極める力」はどのように身につけていくべきなのかについてお話ししていきます。

物事を点で捉えるのはなく線で捉える

前回のコラムでビジネスを成功させる為には「経験」も大切だと書いたのですが、
何も考えずにただ行動する事を「経験」とは呼びません。

行動結果を事前に予測し、そして実際に行動し、結果どのような事象が起きたのかを的確に捉え、
その先に活かす事を「経験」と呼びます。

賢い皆様ならもうおわかりでしょうが、上記のように行動して得られたものを「経験」として有用なのもに変える為には、
「物事の本質を見極める能力」が必要になるのです。

例えば、インターネットマーケティングという言葉1つを取ってみても
物事の本質を見極めていないのと見極めているのとではその有用性は大きく異なってしまいます。

インターネットマーケティングの例として挙げられる
「サイトのアクセスを集める」「自身が運用するSNSでいいねを集める」などといった手法も
ただただ闇雲にアクセス数やいいねの数は集めれば良いと勘違いしている方も多くみられます。

ビジネスの最終目的はあくまで「お客様に自分の商品を購入してもらうこと」です。
「お客様をただただ集める」ということ勘違いで止まっていては、売上を出すことには繋がりにくいです。

商品が売れるサイトにする事が本質なのですから。

その為に必要な視点は
物事を点で捉えるのはなく線で捉える

興味を持ってサイトまで来てくれたお客様。
そのお客様はなぜ商品を買わずして帰ってしまったのだろうか?

考えられる理由を列挙する。その理由の1つ1つは点である。
大切なのは訪れた人の属性から列挙した点を繋ぎ、線でシナリオを作ることである。

例えば・・・

Aさんはハンドメイドの愛犬用アクセサリを扱っているECサイトを運営しているが、売上は思わしくないとします。

アクセス解析をしてみると、30代の女性が多くアクセスをしてサイト内を巡回しているが、
大半は何も買わずに離脱している様子。

商品を買わなかったがページを巡回した事を考えると商品に全く興味のなかった訳でもなく、
興味は持ったが購入に至るだけの「決め手」が無かった可能性が高い。

決め手に欠けたのは「価格」だったのか。はたまた「商品情報の不足」「色が気に入らなかった」「商品を自分で使ったイメージがつかなかった」「商品が生まれるまでのストーリーがなく心が動かされなかった」のか。

このように最初に紡いだ「決め手のなさ」から次の点を見つけ出し、
次から次へと「線」で繋ぐ事でストーリーを展開する事ができるのです。

そして出来上がったストーリーを検証し、
一番可能性の高いものから改善施策へと落とし込んで行くことで、顧客満足度は向上し稼げるビジネスへと成長させられる。

さてAさんはどうしたでしょうか?

サイトにアクセスしてくれた人は、そのまま何もしなければ一期一会になってしまいます。
「決め手の無さ」が「実際に自分が使用しているイメージが沸かない」と感じたAさんは以下の施策に出ました。

商品写真だけだったECページを友人の協力を得て、小型犬・中型犬・大型犬が商品を着用したイメージ写真を掲載し、自分の愛犬での使用イメージを沸かせるような努力を行いました。

また、この商品を作ったストーリや込められた想いなどをアピールし、
共感を武器に商品をファンを増やす戦略に変更しました。

その結果、商品購入後もリピーターとなってくれる顧客が増え、
口コミでの新規顧客の開拓も行えるようになりました。

このように、アクセスを集めるだけではなく、購入後の行動までをストーリー化して先を見据えることで、
点が線となり、線が面となりビジネスに広がりが生じて行くのです。

この他にも実際にIMPの受講生の方が行った施策としては、

ヨガインストラクターとして活動している受講生

インターネット配信によりヨガの指導を行う、ヨガのオンライン講座を開講
まずは自身の活動に興味を持ってもらえるように無料でヨガ講座の動画を公開
 ↓
無料講座を受け取ってもらった方に対して、自分の想いや自分のヨガの指導を受けた未来などを紹介。ヨガのパーソナルトレーニング獲得(インターネット上で指導を行う)
 ↓
購入者に対してインターネット上で指導する他にイベントして、公園や海辺などいつもと違った環境で行う「外ヨガ」を開催。その開催風景をSNSにアップ。興味を持ったお客様をオンライン講座へ誘導し新規顧客を獲得

といった事を実践された方がいます。 

このように先を見据えてストーリーを持った施策を行うことで、
この受講生が運営するSNSのフォロワーは増え続けていますし、オンライン受講生やイベント参加の人も増え、
さらにはSNSを見た企業からスポンサーの依頼を受けたりしビジネスが拡大していっています。 

何度も言いますが、ただ点となる「知識」を身につけていってもビジネスで利益を出すこともできません。
「ただ知識を知っている」だけの人になってしまいます。

そこから抜け出し、もう1段階上のレベルに到達するには「先を見据える」ことが必要です。
自分が何をすべきか明確に理解する必要があります。そして先を見据えた後、実際に行動して行くことが大切です。

行動してみることで失敗したとしても次に活かすことができます。

IMPでは、あなたがこれからビジネスを行いたいと思った際に必要な知識は全てお伝えしていますが、
行動して経験を積まなければ「宝の持ち腐れ」になってしまいます。

本日のおさらい。

「なぜ、これが必要なのか?」という本質を理解

IMPでの1項目1項目は様々な知識をお伝えしていますが、最終的なゴール、その本質を理解して
自分が今すぐ行動できるようになるという認識は常に持っておきましょう。

このコラムを書いた人

遠藤彰

IMP講師

今までインターネットマーケティングを教えてきた数は1000人以上。
パソコン知識が全く無い生徒でもインターネットから売上を上げることに成功している。

指導者としてだけではなくインターネットマーケッターとして活動。
飲食店の集客ではインターネット広告により年間1万人を来店させ売上アップに貢献。
通販ショップ、医療関係、学習塾など活動は多岐に渡る。

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